31
システム上の制約について
MD(ミニディスク)システムは、従来のカセットやDATとは
異なる方式で録音が行われます。そのため、いくつかのシス
テム上の制約があり、次のような症状が出る場合がありま
す。これらは故障ではありませんので、あらかじめご了承く
ださい。
■ 最大録音可能時間(60分、74分)に達していなくても、
「Can’t REC」が表示される。
MDシステムでは、時間に関係なく、曲数がいっぱいになると
「Can’t REC」の表示が出ます。255曲以上は録音できません。
さらに曲を追加するには、不要な曲を消すか、2枚目のMDに分
けて録音してください。
■ 曲数にも録音時間にも余裕があるのに、「Disc Full」が表
示される。
曲中にエンファシス情報などの入切が多く行われると、曲の区切
りと同じ扱いになり、時間や曲数に関係なく「Disc Full」の表示
が出ます。
■ 短い曲を何曲消してもMDの残り時間が増えない。
MDの残り時間を表示するとき、12秒以下の部分は無視するの
で、短い曲を消しても時間が加算されないことがあります。
■ 曲をつなげない。
編集を行ってできた曲は、つなぐことができない場合がありま
す。
■ MDに録音した時間と残り時間の合計が、最大録音可能時
間(60分、74分)に一致しない場合がある。
通常、1クラスタ(約2秒)が最小単位で録音されます。それに満
たないものでも2秒分のスペースを使います。このため、実際に
使用できる時間は少なくなります。
また、MDに傷があると、その部分を自動的に削除するので、そ
の分の時間が減ります。
■
編集でできた曲でサーチを行うと、音が途切れることがある。
■ 曲番が正確につかないことがある。
デジタル接続でCDを録音するとき、CDの録音内容によって、短
い曲ができる場合があります。
また、ミュージックシンクロ録音で自動的にトラックマーキング
を行った場合、録音するものの内容によっては、曲番が正確につ
かない場合があります。
その他
■「TOC Reading」の表示がなかなか消えない。
購入したばかりの録音用M D を入れると、通常より「TOC
Reading」表示が長く表示されます。
■ 録音済みの部分を消しながら録音すると
― MDの残り時間が正確に表示されないことがあります。
― 何度も繰り返すと、消しながら録音できなくなることがあり
ます。
このようなときは、編集(曲を消すなど)を行ってから録音し
てください。
― 録音した時間に対して、録音後の残り時間が、録音前の残り
時間よりもかなり減ってしまうことがあります。
― 曲の途中のノイズなどをこの方法で消すと、曲の長さが変
わったりしてしてしまうので適しません。
― 録音中に曲名を付けることができません。
● モノラルフォーマットのディスクでは時間が正確に表示さ
れないことがあります。
Commentaires sur ces manuels